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 不動産用語集について紹介します。


ア行  

アール アールを付けるなどと使う。円の半径を表す記号「r」に由来して、曲面や曲線を付けることをいう。 

RC Reinforced Concreteの頭文字をとったもの。鉄筋コンクリート構造という意味である。

アウトフレーム工法  マンションの住戸を構造的に支える構法に、「ラーメン構造」と「壁構造」がある。ラーメン構造は柱と梁を剛接合するもの。壁構造は壁で荷重を持たせるものでそれぞれ一長一短があるが、ラーメン構法の場合は、柱や梁が室内側に出っ張り(出隅・入隅)、デッドスペースを生み出してしまう。この短所を解消するのがアウトフレーム工法。
柱や梁を住戸の外側に出してしまえば、住戸の室内には柱や梁の出っ張りはなくなるから、部屋を有効に使える。柱はバルコニー側と開放廊下側にあるが、バルコニー側に出すケースが一般的。

赤地  登記所に備え付けられている公図において、赤く塗られた部分のこと。
国有地である道路を示すものである。
従って、本来赤地は国有地であるから、一般の宅地にはならないはずだが、長い年月のうちに道路であることが忘れられてしまい、赤地を含む敷地に普通の住宅が建っていることも少なくない。
このような赤地を含む敷地を持つ中古住宅を購入する場合には、赤地(国有地)を国から払い下げてもらう手続きを踏むのが安全である。

アティック 屋根裏部屋のこと。アティック(attic、アテカともいう)とは、もともと古代建築の記念門の上部につくられた部屋であったが、転じて屋根裏部屋の意味になったといわれている。 

アプローチ  敷地の入り口や門から建物までの小道(取付き道路)のこと。前面道路から建物までの距離をできるだけ取り、カーポートや前庭を配置することにより、街並みや景観に配慮するケースが近年増えてきている。

遺跡台帳  貝塚・古墳・住居跡などの遺跡について、その時代・種類・所在地・面積・主な出土品などを記載した台帳のこと。文化財保護法第57条の4の規定に基づき、原則として市町村教育委員会が作成する台帳であり、一般の閲覧が可能とされている。なお遺跡の区域を明示した地図は遺跡地図と呼ばれている。 

遺跡地図  貝塚・古墳・住居跡などの遺跡の区域を示す地図のこと。文化財保護法第57条の4の規定に基づき、原則として市町村教育委員会が作成する地図であり、一般の閲覧が可能とされている。
この遺跡地図に登載された遺跡の区域は周知の埋蔵文化財包蔵地となるので、土木工事等の目的で発掘しようとする者は、事前に文化庁長官に届出をする義務が生じる(文化財保護法第57条の2第1項)。

一般建築物  建築基準法において、特殊建築物と、大規模建築物とのどちらにも該当しない建築物のこと。 

違反建築物 建基法又はこれに基づく命令、若しくは条例の規定に違反して建築された建築物、及びいったん適法な状態で建築されながら、その後の大規模な増・改築、用途変更等の結果、違法となった建築物をいう。
特定行政庁は、違反建築物の建築主、工事の請負人又は現場管理者、当該建築物の所有者等に対して、工事の施工停止を命じ、又は当該建築物の除却、移転、改築、使用禁止等、当該違反の是正のために必要な措置をとることを命ずることができる(建基法9条)。

インテリア 本来は、建物の内部空間の全体を指す言葉である。
住宅の場合で言えば、室内の天井・壁・床の内装材と、家具・調度品のすべてが「インテリア」である。
また一般的には、家具と調度品のみを「インテリア」と呼ぶことも多い。

浮床工法 歩行音やピアノ等の演奏に伴う音の振動が床を伝わって伝搬しないようにするための工法。主構造体に防振材を据え付け、音を遮断・絶縁する。

内金 内金とは、売買契約が成立した後に、売買代金の一部として買い主から売り主へ交付される金銭のこと。
手付が売買契約が成立する際に交付されるのに対して、内金は契約成立後に交付されるという違いがある。
また手付は契約の義務が履行されれば代金に充当されるのに対して、内金は交付される時点ですでに代金の一部である。

ウッドデッキ 庭の一部に設けられた木製の床で、居間等と連続した造りになっているものを「ウッドデッキ(木の甲板)」という。

上物 土地の上に建物が存在しているとき、この建物を「上物」と呼ぶ。
なお、不動産広告においては、土地の上に家屋が存在する場合について「上物あり」と表現することがある。
上物が老朽化している等の理由で上物の価値が非常に低いと考えられるような場合には、不動産広告では「古家あり」または「廃屋あり」と表現するのが望ましいとされている(不動産の表示に関する公正競争規約第10条施行規則3条4号)。 

ALC 「Antoclaved Light Weight Concrete」の頭文字を取ったもの。日本語では「軽量気泡コンクリート」と表記される。
「軽量気泡コンクリート」は、工場でセメント等に発泡剤を混ぜて、高温高圧の状態で養生したコンクリートである。その特長として軽量にもかかわらず強度があり、耐火性や遮音性にも優れていることが挙げられる。

ALC造 ALC造とは、 ALC製のパネルを使用した建築構造のことである。
以前は高級戸建住宅の外壁や間仕切りをALCとすることが多かったが、最近では賃貸マンションにもALC造が多用されるようになった。

営業保証金 宅建業者の営業上の取引による債務の支払を担保するための保証金であり、宅建業者の営業活動の社会的安全を確保するために、営業の開始にあたって供託所に供託させる金銭である。
昭和27年の宅建業法の制定以来、種々の指導・監督が行われてきたが、業者の責めに帰すべき理由によって生じた事故や紛争があとを絶たず、消費者に損害を与える事例も多く、公正かつ円滑な取引が阻害される面がみられた。
そこで、宅建業者による不動産取引の社会的安全を確保するため、宅建業者の業務に対する規制だけでなく、昭和32年の宅建業法の改正により新たに営業保証金制度を設け、万一事故等が生じた場合にこの保証金から補填することにより消費者の被害を最小限にとどめることとしたものである(宅建業法25条以下)。

エクステリア 本来は、建物の外観や建物の外壁を指す言葉であるが、わが国の不動産業界・建築業界では、建物の外まわりに設置される工作物等を総称して「エクステリア」と呼んでいる。
具体的には、住宅の場合で言えば、門扉、塀、生垣、庭、カーポートなどのことである。 

オーナーチェンジ 賃貸住宅の所有者が、賃借人が入居したままその建物を売却することをいう。購入者は新たに賃借人を見つける必要が無く、投資用のワンルームマンションでよく使われる方法である。その際に、賃借人から預かっている敷金の引渡しや建物の管理ルールの引継ぎなどに注意が必要である。 

オーバーハング もともとは登山用語で、岸壁の上部に突き出た岩、張り出した岩のことをいうが、建物の場合は、外壁よりキャンティレバーで支えられた跳ね出した床、バルコニーのことをいう。

オープンハウス 本来は、企業のオフィスや生産施設を、顧客・取引先・投資家に見学させて、企業に対する理解度を高めるという企業広報活動のこと。
不動産業界では、販売しようとする物件の内部を一定の期間、担当営業員が常駐して、買い希望客に公開するという販売促進活動を指す。

オール電化
システム
一戸建てや集合住宅などの熱源をすべて電気でまかなうこと。
オール電化住宅にするためには、200ボルトの電気配線が必要になる。海外では家電製品も200ボルト対応になっていることが多いが、日本では100ボルト対応が一般的。

奥行 建物や宅地の前面道路に接する境界から、その反対側の境界までの距離。これに対して前面道路に接している距離を間口と呼び、この両者によって建物や宅地の形状や大きさをおおまかに示すことがある。 

乙区 登記記録において、不動産の所有権以外の権利に関する事項を記載した部分のこと。
この乙区に記載される登記には「抵当権設定登記」「地役権設定登記」「賃借権設定登記」などがある。 

踊り場 階段の途中に設けられた踏面の広い段のこと。階段を昇降するときの危険防止と小休止のために設ける。また階段の方向を変える時にも付ける。
幅と奥行き、段の高さの最大・最小寸法については、建築基準法で決められている。

カ行  

開口部 壁・床・屋根に設けられた開口部分のこと。窓、出入口、天窓などを指す。

階高 ある階の水平基準面から直上階の水平基準面までの高さのこと。

価格査定 不動産の売却媒介をする場合に、依頼者に助言するなどのため取引価額を算出する行為をいう。この場合にその根拠を示すことが必要で、標準的な手法によって取引事例を比較検討し、客観的で実際的な成約見込額を算出しなければならないとされている。一般的には、価格査定のためのマニュアルを用いることが多い。
一方、不動産鑑定も価格の査定を伴うが、不動産取引の媒介に当たっての価格査定とは違って経済的価値を判定するものであり、算出する価額の性質に違いがあることに注意しなければならない。また、不動産鑑定は、価格査定と比べてより専門的、精密な方法で実施される。

角地 正面と側方に路線(道路)がある土地のこと。 

かぶり  コンクリート表面から鉄筋までの厚み(あるいは深さ)のことを「鉄筋かぶり」という。コンクリートにひび割れ(クラック)が生じると、アルカリ性のコンクリートは酸化し、侵入する雨水や外気で鉄筋は錆びてくるが、かぶり厚が大きければ酸化によるコンクリートの劣化も鉄筋の錆びも防ぐことができる。結果、かぶり厚が大きければその分建物の寿命は延びることにもつながる。

鴨居 住宅の開口部の上側にある横架材のこと。通常は障子・襖・引き戸・引違い戸などをはめこむ溝が2本彫られているが、溝のないもの(無目)、溝が1本のもの(一筋)などある。上部にあるのが鴨居、下部にあるのが敷居(鴫居という説もある)で、鴨という水鳥の名を付けているのは火難除けの願いからといわれている。

がらり 細い板を斜めにして、水平方向に連続的にはめこんだもの。
収納庫の扉などによく使用される。 

還元利回り  資産の収益から資産価格を算出する際に用いる利率をいう。「キャップレート(Cap Rate)」とも呼ばれる。
資産価値は、発生するであろう収益額を現在価値に割り戻して総計した額に等しいと考えられているが、このとき現在価値に割り戻すために用いる利率が還元利回りである。
その値は、資産の種類や条件によって異なるが、おおむね、一般的住宅では5〜7%、事業用は8〜10%が目安とされている。逆に、資産価格と収益額が与えられれば還元利回りを求めることができるが、利回りが高いほど収益性が高いと判断してよい。 

換地 土地区画整理事業では、不整形な土地や袋地を解消するために、土地の区画を大きく変更する。
その過程において、ある人が所有する宅地(区画を変更する前の宅地)を、新しい宅地(区画を変更した後の宅地)へと変更することが必要になる。
このようにして、従来の宅地を新しい宅地へと変更する法的手続のことを「換地」と呼んでいる。
これは宅地所有者から見ると、いったん従来の宅地を失い、それと同時に新しい宅地を与えられるということである。
なお、こうして宅地所有者に与えられる新しい宅地そのものを指して、「換地」と呼ぶこともある。 

基礎 建物の荷重を地盤に伝えるための構造の事。直接基礎と杭基礎の2種類に分かれる。
直接基礎には、独立基礎(独立フーチング基礎)、布基礎(連続フーチング基礎)、べた基礎などの種類がある。

客付け 不動産業界用語の一つで、売却を依頼された不動産の買い手を見つけることをいう。依頼された不動産会社が自らそれに当たるとは限らず、他の不動産会社の紹介で買手が見つかることも多い。
一方、売却を依頼されることを元付けという。 

Q値 熱は温度差、空気圧の差、風力などにより移動する。室内外の温度差1度、家全体から1時間に床面積1平方メートルあたりに逃げ出す熱量を、熱損失係数(あるいは熱伝達計数)と言い、「Q値」という。
Q値が小さければ小さいほど、熱が逃げにくいということになる。

金属屋根 亜鉛メッキ鋼板(トタン)、スズメッキ鋼板(ブリキ)、アルミ、銅、ステンレス、チタンなどの金属板で葺(ふ)いた屋根のこと。

杭基礎  では十分に建物を支持できない場合に用いられる基礎。
コンクリート製などの杭を打設して硬い地盤まで到達させ、その杭の上に建物の土台を築くものである。
また固い地盤がない場合には、杭自体の摩擦力で、建物全体の荷重を支える方法が取られる。 

クレセント 引き違いサッシなどの召し合わせ部分に取り付ける、戸締まり用の金物。
片方の側にはフック状部分のある固定金物が、もう一方には取っ手の付いた円盤の縁に螺旋状の突出があり、これを回転させるとフックにかかるようになっている。
ちなみにクレセントとは三日月のことで、形状が似ていることによる。

蹴上げ 階段の一段の高さのこと。階段は足が乗る水平面の板(踏面=ふみづら)と踏面と垂直に交わる蹴上げで構成される。建築基準法では、住宅の場合、幅750mm以上、蹴上げ230mm以下、踏面150mm以上と決められている。 

競売  債権者が裁判所を通じて、債務者の財産(不動産)を競りにかけて、最高価格の申出人に対して売却し、その売却代金によって債務の弁済を受けるという制度のこと。 

軽量鉄骨 正式名称は「軽量形鋼」(けいりょうけいこう)。
厚さ6ミリメートル以下の鋼板を、複雑な形状に折り曲げてつくった鋼材のことである。
この軽量鉄骨には、断面の形状等により多数の種類がある。
もっともよく使用されるのは、断面の形状がアルファベットの「C」に似たもの(「リップ溝形鋼」)である。 

玄関テラス 外廊下から玄関扉までの間に造られた、植栽などが設置されている空間のこと。 

建築  「建築物を新築し、増築し、改築し、又は移転すること」と定義されている(建築基準法2条13号)。 

公図 登記所(法務局出張所などのこと)に備え付けられている地図であって、土地が一筆ごとに書かれており、土地の形状や隣接地との位置関係が一目でわかるように作られたもの。登記所で閲覧し、写しを取ることができる。
公図が着色されている場合には、各色が次のような意味である。
赤:道路、 青:水路、 黄色:田、 薄茶色:畑、 黄緑色:原野

合板 ベニヤ板ともいう。薄くきった木材を奇数枚はりあわせたもの。木材を交互に直交させることにより、強度を高めている。
合板は、普通合板、構造用合板などに区別される。
国税徴収法 所得税・法人税などの国税の徴収方法について定めた法律。
国税抵当権との優劣、差押えの効力、税務署長による換価手続きなどを規定している。

小屋組 木造または鉄骨造の建築物の屋根において、屋根の重荷をささえる骨組みのこと。和小屋と洋小屋の2種類に分かれる。

コルクタイル コルク砕粒や鋸屑に接着剤を混入し圧縮したコルク板を、一定寸法に切断したもの。薄手のものが多く、床・壁において防振・断熱の効果がある。 

コンクリート セメントに、砂、砂利、砂を加えて混ぜ合わせることにより、化学反応を起こし、固体化させたもの。圧縮に対する強度が非常に大きく、重荷建築物の重荷を支える構造材として多用されている。



 

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